東大生が教える 誰でも“論理的に”幸せになる方法

職場、友人、日常生活、恋愛などなど世の中には上手くいかないことが溢れかえっています。これらに“論理的に”立ち向かって、幸せを掴むためのブログです。

辛いときこそ笑ってみる —筋トレよりも厳しい!?—

他の人の失敗の責任を取らされた。

 

消化できないほどの仕事を任された。

 

寝不足で頭が働かない。

 

辛いとき、どうしてもイライラしてしまいますよね。

 

 

どうしても、他の人への当たりが強くなってしまうかもしれません。

 

攻撃的になってしまうかもしれません。

 

感情が表情に出てしまうかもしれません。

 

 

イライラしているのですから、仕方がありません。

 

生理的な反応として、正常なのですから。

 

 

今回は、ここから一歩踏み出して考えてみましょう。

 

 

イライラして、攻撃的になって、感情が表に出て、なにか事態は好転するのでしょうか。

 

イライラは伝染します。

 

あなたがイライラした時に、それを他の人に伝えてしまうと、他の人まで気分がネガティブになってしまうのです。

 

そうすると、周りの人のネガティブさがあなたにも伝わり、悪循環に陥ってしまいます。

 

 

そうはいってもイライラしてしまう、そんなことは理屈ではわかっている!

 

 

もっともな叫びだと思います。イライラするのは仕方がないとさっき書いたばかりですしね。

 

ですから、一つ提案があります。

 

 

イライラしたときは、笑ってみましょう。

 

あなたのイライラを、他の人に伝えないのです。

 

そうするとイライラは伝染しないだけでなく、周りの人も声をかけやすくなります。

 

だって、しかめ面している人と笑っている人、どちらが話しかけやすいかは明らかですよね。

 

辛いとき、周りの人から声をかけてもらうことは、あなたの気持ちを楽にします。

 

ちょっとだけ頑張って笑顔を作ることで、周りの人からたくさんのサポートを受けることができるのです。

 

 

それでも、イライラする時に笑顔になるなんて難しい!という方に、ひとつ用語をご紹介します。

 

 

それは「顔面フィードバック仮説」というものです。

 

これは、例えば幸せそうな表情をすればある程度はその感情になるというものです。

 

つまり、笑顔になれば、ある程度は幸せな感情を得られるという話です。

 

この仮説に従えば、辛いときこそ笑顔を作れば、その辛いという感情も減らせる、ということなのです。

 

 

確かに、辛いときに笑顔を作るのはとても大変なことです。

 

でも、その大変さを乗り越えさえすれば、さらなる幸せを掴むことができるのです。

 

精神のトレーニングだと思って、やってみませんか?

 

(ちょっとだけぼくの良心に従って補足をしておきますと、この仮説は「再現実験」という結果を再確認する実験に失敗しています。まだ仮説の域を出ていません。)

人の待ち方 ー焦ることで変わることー

出かけるとき、家族の方や、恋人、あるいは友人と一緒に行くことがほとんどだと思います。

 

家族であれば、支度の早さ。

 

恋人や友人であれば、集合場所に来る時間。

 

それぞれのペースがあると思います。

 

それぞれのペースは必ずしも同じではないので、往往にしてあなたが誰かを待ってあげる、ということがあると思います。

 

ときにそれは、出発時間や集合時間を超えて、待っていることもあるかもしれません。

 

 

今回は、そんなときの心の持ち方について書きたいと思います。

 

よくやりがちなこととして、遅れている人の近くでイライラしたり、急かしたりということがあります。

 

自分は準備ができて、もうとっくに出発時間なのに、まだ寝巻き。

 

集合時間を過ぎて待っているのに、まだ二駅前。

 

こういうとき、どうしてもイライラしてしまいますよね。

 

あなたは約束を守っていますし、悪いのは遅れる人です。

 

急かしたり、イライラしたりするのは当たり前です。

 

 

今回はそこから一歩踏み出してみましょう。

 

 

あなたがイライラすること、急かすことで、なにか変わることはあるのでしょうか。

 

 

あなたを待たせてしまっている人は、少なからず焦っています。

 

申し訳ないとも思っているでしょう。

 

そんな状況で、他人に急かされてしまっては、余計にイライラしてしまいますよね。

 

勢い余って八つ当たり、なんてこともあるかもしれません。

 

 

あなたが急かしても、やることの速度や、移動の速度はほとんど変わりません。

 

ですから、ものごとにプラスに働くことというのは、まずないわけです。

 

 

むしろ、これからせっかく楽しいお出かけが待っているのに、お互いさらに嫌な気分になってしまっては、もったいないですよね。

 

 

ということは、理屈の上ではわかっていることだと思います。

 

でもやっぱりひとこと、なんか言ってやらないと済まない。

 

当然ですね。あなたは悪くないのですから。

 

 

ではそのひとことを、和ませるものに使ってはいかがでしょうか。

 

友人なら

 

「遅れたんだから、あのクレープおごってよ!」

 

恋人なら

 

「遅れたんだから、あのネックレスかなー」

 

こうした言葉を、ふざけたトーンで言えば、きっと相手にとっても強く責められている感じはしないと思います。

 

むしろ、場を和ませることもできます。

 

 

他の人が遅れたとき、あなたはなにも悪くはありません。

 

でも、一番大切なことは、時間通りに動くことより、そのあとの時間を楽しく過ごすことですよね。

 

ちょっとだけ、寛容な心を持って接してみれば、そのあとの時間は大きく変わるのです。