東大生が教える 誰でも“論理的に”幸せになる方法

職場、友人、日常生活、恋愛などなど世の中には上手くいかないことが溢れかえっています。これらに“論理的に”立ち向かって、幸せを掴むためのブログです。

自己成就予言で目標を実現する ー自己暗示は効果がある!?ー

世の中には、血液型性格診断というものがあります。

 

A型は几帳面、B型はマイペース、といったものです。

 

日本に住んでいれば、誰もが一度は通った道なのではないでしょうか。

 

もちろん、血液型によって性格が決まる、なんてことはありません。科学的にそんなことは証明されていません。

 

そもそも、世界中の人間が4パターンに分類できるとしたら、それはつまらない世界ですよね。

 

 

しかし、この血液型性格診断というものは、的外れではありますが、あながち間違いでもないということはご存知でしょうか。

 

どういうことなのでしょうか。

 

「A型は−という特徴」と言われると、実際にA型の人はそのように振舞うこともある、ということがあることが知られています。

 

もちろん全員ではありませんけどね。

 

 

この効果のことを「自己成就予言」と呼びます。

 

自己成就予言とは、自己の予言や期待に沿うような宣言をしたとき、それが宣言をすることによって実現することを指します。

 

 

「紙に宣言を書けば達成できる」

 

「人に夢を話せば叶う」

 

こういう言説をどこかで聞いたことがあるかもしれません。

 

これらも自己成就予言の一部なのです。

 

 

この自己成就予言、カルト的なものかと思いきや、実際に確認されたことがあります。

 

アメリカのゲットーにある学校で、無作為に一部の子どもたちが選ばれました。

 

その子どもたちは、いたって普通の子どもたちでした。

 

けれども教師は、その子どもたちを「できる」生徒として、特別に扱いました。

 

そうしたところ、子どもたちは他の子どもたちとなんら変わらないのにも関わらず、成績が上昇したというのです。

 

 

これと同様のことが、あなたの生活でも実践できるとしたら、どうでしょうか。

 

「ピアノが上手くなりたい」

 

「あの人と結ばれたい」

 

「仕事をもっと効率よくできるようになりたい」

 

こうした望みを、予言の形に変えてしまうのです。

 

「ピアノが上手くなった」

 

「あの人と結ばれた」

 

「仕事をより効率よくできるようになった」

 

こうして、望みを予言の形にしてみてください。

 

そうしたら、口に出したり、紙に書いたり、その予言に毎日触れるようにするのです。

 

自己予言成就によって、その望みに一歩近づくことは間違いありません。

 

 

ただし、1つだけ気をつけてほしいことがあります。

 

自己予言成就はあくまでもサポートに過ぎないということです。

 

 

実際に望みを実現するのは、ほかでもないあなた自身の努力なのです。

 

あなたには望みを達成するだけの才能と、忍耐強さがあります。

 

それを支えてくれるのが自己予言成就です。

 

自己予言成就を上手く使って、目標を実現してしまいましょう!

プライドを休ませれば幸せをわけてもらえる ー人と上手く接する方法ー

プライドはどんな人にも標準装備されている、不思議なアイテムです。

 

そのパラメータが高すぎると、ほかの人と衝突したり、思いがけないところで足元をすくわれたりします。

 

逆に低すぎると、自信がなくなり、負のオーラをはなってしまったり、自分というものを見失ってしまったりします。

 

対人関係においてプライドは、表には出てこないけれども、実はとても重要な要素なのです。

 

そしてこのプライドというアイテムをうまく操ることで、あなたは周囲の人から幸せをわけてもらえることができます。

 

 

どういうことなのでしょうか。

 

たとえば、あなたの友達が、昨日テレビでやっていた雑学を、嬉しそうに教えてくれたとします。

 

ここではほかの記事でも取り上げた、コンコルド効果を例に挙げてみたいと思います。(どこかの記事に詳しく解説してありますので、ぜひ探してみてくださいね)

 

友人が

 

「ねえねえ、コンコルド効果って知ってる?」

 

と目を輝かせて話しかけてきたとしましょう。

 

でも、あなたはすでに「コンコルド効果」がどんなものであるか知っているとしましょう。

 

あなたは次に挙げる二つの対応のうち、どちらがいいと思いますか。

 

 

その1

 

「知ってるよ!超音速旅客機コンコルドに関連したサンクコストの話でしょ!」

 

 

その2

 

「知らない!どんな効果なの?」

 

 

ふたつめですよね。

 

ひとつめで返すと、友人はせっかく話したいのに、その機会が奪われてしまいます。

 

そうすると友人は黙るしかなくなり、挙句には不満も溜まり、あなたもいい気分がしなくなるでしょう。

 

逆にふたつめなら、相手は自分の知識を見せたいという欲求を満たすことができ、その喜びがあなたにも伝わります。

 

 

でも実際は、ひとつめの対応を取ってしまう人が多いのです。

 

 

その原因は単純です。

 

プライド

 

この一言に尽きるでしょう。

 

自分だって知識を持っている、相手よりも詳しい、無意識のうちにプライドが邪魔をして、相手と張り合ってしまうのです。

 

張り合ってもいいことはありません。関係がギスギスするだけなのです。

 

 

では、そのプライドを休ませてあげればどうでしょうか。

 

相手と張り合うことをやめて、笑顔で相手の話を聞いてあげてみてください。

 

どうでしょう、相手はきっと嬉しい気持ちになり、あなたのファンとなってくれることでしょう。

 

 

もう一歩、考えてみましょう。

 

あなたが張り合うことで満たされるものと、あなたにファンができることで満たされるもの、どちらがより幸せをもたらしてくれるのでしょうか。

 

明らかですよね。

 

 

プライドは確かに大切なものです。

 

大切なものだからこそ、うまくプライドを休ませてあげれば、より幸せに近づくことができるのです。