辛いときこそ笑ってみる —筋トレよりも厳しい!?—
他の人の失敗の責任を取らされた。
消化できないほどの仕事を任された。
寝不足で頭が働かない。
辛いとき、どうしてもイライラしてしまいますよね。
どうしても、他の人への当たりが強くなってしまうかもしれません。
攻撃的になってしまうかもしれません。
感情が表情に出てしまうかもしれません。
イライラしているのですから、仕方がありません。
生理的な反応として、正常なのですから。
今回は、ここから一歩踏み出して考えてみましょう。
イライラして、攻撃的になって、感情が表に出て、なにか事態は好転するのでしょうか。
イライラは伝染します。
あなたがイライラした時に、それを他の人に伝えてしまうと、他の人まで気分がネガティブになってしまうのです。
そうすると、周りの人のネガティブさがあなたにも伝わり、悪循環に陥ってしまいます。
そうはいってもイライラしてしまう、そんなことは理屈ではわかっている!
もっともな叫びだと思います。イライラするのは仕方がないとさっき書いたばかりですしね。
ですから、一つ提案があります。
イライラしたときは、笑ってみましょう。
あなたのイライラを、他の人に伝えないのです。
そうするとイライラは伝染しないだけでなく、周りの人も声をかけやすくなります。
だって、しかめ面している人と笑っている人、どちらが話しかけやすいかは明らかですよね。
辛いとき、周りの人から声をかけてもらうことは、あなたの気持ちを楽にします。
ちょっとだけ頑張って笑顔を作ることで、周りの人からたくさんのサポートを受けることができるのです。
それでも、イライラする時に笑顔になるなんて難しい!という方に、ひとつ用語をご紹介します。
それは「顔面フィードバック仮説」というものです。
これは、例えば幸せそうな表情をすればある程度はその感情になるというものです。
つまり、笑顔になれば、ある程度は幸せな感情を得られるという話です。
この仮説に従えば、辛いときこそ笑顔を作れば、その辛いという感情も減らせる、ということなのです。
確かに、辛いときに笑顔を作るのはとても大変なことです。
でも、その大変さを乗り越えさえすれば、さらなる幸せを掴むことができるのです。
精神のトレーニングだと思って、やってみませんか?
(ちょっとだけぼくの良心に従って補足をしておきますと、この仮説は「再現実験」という結果を再確認する実験に失敗しています。まだ仮説の域を出ていません。)