過去を恥じることを裏返す ー後悔は成長の証拠ー
布団に入って寝ようとしたとき、ご飯を食べてひといきついたとき、ふと自分の過去の行動を恥じることはありませんか?
近い過去でも遠い過去でも変わりません。
時間の使い方を間違えてしまったこと。
深く考えずに行動してしまったこと。
深く考えすぎて行動できなかったこと。
感情をうまくコントロールすることができず、大切な人を傷つけてしまったこと。
衝動的にしてしまったこと。
どんな人でも「どうしてあのときあんなことをしてしまったのだろう」と思い悩んだ経験はあることでしょう。
それは仕方がないことです。あなたが悪いわけでは全くありません。
人間は後悔する生き物です。
どんな立派な人だって、どんな凛々しい人だって、どんなさっぱりした人だって、後悔はするのです。
そしてその度に、赤面して、過去の自分に説教してやりたい衝動にかられることでしょう。
やり直したい過去、消したい過去、山ほどあると思います。
でも、それは仕方がないことなのです。
人間は誰しも後悔するのです。赤面するのです。後悔しない方法なんて、世の中に存在するわけがありません。
幸せを掴むために必要なのは、それをどう捉えるかが全てなのです。
そもそも、なぜ恥ずかしいと思うのでしょうか。
それは、その行動をしたときのあなたと、恥じるときのあなたは別人だからです。
つまり、あなたは当時と比べて、格段に成長しているのです。
知識が増えているからかもしれません。
視野が広がったのかもしれません。
人間関係について深い洞察を持ったのかもしれません。
周りの人の努力に気がついたのかもしれません。
いずれにせよ、恥じるときのあなたは、過去と比べて大きく大きく成長しているのです。
成長するということは、学習することと同じです。
学習することは、すべての人間に与えられた権利です。
その権利をしっかり使って日々を歩んでいるのです。
あなたはあなたを誇りに思っていいのです。
恥じることは成長の証なのです。成長している自分に気がついたのなら、精一杯誇りに思ってください。
そして、その誇りを胸に、よりよい日常を作り上げていくことを宣言してみましょう。
過去の失敗は、将来の成功に変えることができます。
失敗は成功の母という言葉は、発明に限った話ではないのです。
幸せを掴むかどうか、全てはあなた次第なのですから、ちょっとだけ、視点を変えてみませんか?