東大生が教える 誰でも“論理的に”幸せになる方法

職場、友人、日常生活、恋愛などなど世の中には上手くいかないことが溢れかえっています。これらに“論理的に”立ち向かって、幸せを掴むためのブログです。

全員と仲良くなる必要はない —理想を求めない—

日常生活におけるいちばん多い悩みは、やはり「人間関係」でしょう。

 

社会の一員として暮らしている以上、これはどうやっても避けることのできない問題ですよね。

 

避けることができないならば、せめて生活の中での人間関係の煩わしさの割合を下げることを目指してみましょう。

 

 

その方法をひとつ、今日は書きたいと思います。

 

 

それは理想の関係を全員に求めすぎないことです。

 

確かに、自分と合う人、合わない人、みんなと仲が良く、信頼できる関係を築くことは理想だと思います。

 

とても人望のある人は、はたから見るとそうやっているようにも見えます。

 

でも実際には、人には性格というものがあります。

 

性格が備わっている以上、そこにはどうしても好き嫌い、得意不得意が付随してしまいます。

 

ですから、合う人と合わない人がいるのは当然なのです。

 

真面目な人ほど、合わない人がいるとき、その原因を自分自身に求めてしまい、息苦しくなる時があると思います。

 

でも、合わない人がいるのはごくふつうのことなのですから、あまり自分を責めてはいけません。

 

それよりも、合わない人が居る時、それをどうやって受け入れた上で一緒に過ごしていくか、ここが大切です。

 

そこで必要なのが、ある程度の自分の中での妥協です。

 

妥協と聞くと、あたかも手を抜いているようで嫌な感じがする人もいるかもしれません。

 

けれども、ある程度の妥協はかえって真摯に向き合うことになるのです。

 

折り合いをつける、と表現する方がいいかもしれません。

 

 

人はみな、心の中で「みんなと上手く付き合っていきたい」と思っています。

 

だから、上手くいかないときに落ち込むのです。

 

前述したように、上手くいかない人がいるのは当たり前なのです。

 

 

ですから、合わない人との関係は、それなりで、このままでいい。

 

こう思うことで、気が楽になります。

 

 

無理に距離を縮める必要はありません。

 

相手にも相手の感情があります。もしかすると、相手もあなたのことを合わないな、と思っているかもしれません。

 

そんな人を相手にして距離を縮めようと頑張っても、上手くいきませんよね。

 

それどころか、一方的にあなたが疲れるだけかもしれません。

 

 

合わない人とは無理に仲良くしようとしなくてもいいのです。

 

関わっているときは、今だけだからと思いましょう。一生一緒にいるわけではないのです。

 

そのままの距離感で、相手のことであまり苦しまないようにすると、ちょっと気が楽になるのです。 

どっちをやるか悩んだらとりあえず手をつける —遠回りが近道—

普段の生活の中で、本も読みたいけど撮っておいたドラマも見たい、といった感じにどっちをやるか悩む瞬間があると思います。

 

そんなとき、どうしていますか?

 

本は電車の中でも読めるし……でもドラマを見たら一気に見たくなっちゃうし……とくよくよしているうちに10分経っているなんてこと、ありませんか。

 

実はこのとき、あなたは「どちらかしかできない」という思考になっています。

 

片方をやってしまうともう片方はできない

 

どっちかしか無理だ

 

こういう思考になってしまうと、それによってできない方がとてもいいもののように思えてしまいます。

 

でも今度はまたその逆が良いもののように思えてしまって、いつまで経っても決めることができません。

 

 

そこで、ちょっとだけ角度を変えて見てみるのです。

 

どっちかしかできない

 

のではなく

 

どっちをやったっていい

 

のです。

 

これは非常に贅沢な状況です。

 

どっちをやったって、あなたがやりたいと思っていたことができるのですから、とても幸せな状況なのです。

 

ですから、コイントスでもなんでもいいです。とにかくどっちかひとつを、無理やり選んでしまいましょう。

 

選んだものをやってみて、どうにも気が乗らなければ、もう片方をやってしまえばいいのです。一度選んだものは変えられない!なんて規則は、ありませんしね。

 

いちばん勿体ないことは、いつまでもくよくよして決められないことです。

 

決められない気持ちはよく分かります。

 

でも、実際にやってみて決めた方が、実は早く決まりますし、なにより後で後悔が少ないのです。

 

頭の中でモヤモヤ考えてみても、限界があります。

 

実際に手を使って、目を使って、耳で聴いて、そこで今のあなたの気分に合うかどうかを判断すればいいのです。

 

こうしたちょっとした時間を有効に使えれば、その時間が積み重なって、やがて多くの時間を自由に使うことができます。

 

自由な時間は精神的な余裕を生み出し、精神的な余裕は笑顔を作ります。

 

笑顔のある人には、幸せが集まってきますよね。